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2018/09/24 スポーツ活動による足の骨折 ジョーンズ骨折

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出典:日本スポーツ整形外科学会パンフレットより

 

9月も後半になって気温もさがり、秋らしくなってきました。

この季節、個人的にはアメリカンフットボールのシーズンで気持ちが落ち着きません。

アメリカの週末はフットボール三昧だと思われます。

 

僕のサポートする京都府立大学は関西学生2部に昇格して初のシーズンで、すでに2試合を終えました。

いまだ勝利はありませんが、巻き返しを期待しています。

 

そのフットボール選手が多く経験する骨折があります。

 

『ジョーンズ骨折』と言われるものです。

 

専門的には足の第5中足骨の骨折になります。

 

日本でもサッカー選手が、たびたび苦しんでいることがニュースなどで取り上げられます。

清武選手などもそうではなかったかと記憶しています。

 

一度骨が治っても、スポーツ活動を再開すると再発することを繰り返す、難治性(なんちせい)骨折です。

その理由としては骨の形状による血行不良と繰り返すストレスと言われています。

再発が発覚すると6か月~12か月ともされており、時間的な損失はかなりなものです。

 

アメリカの優秀なフットボール選手を対象とした調査では、4758人中86人が経験しているとしています。

参加している学生アスリート1.8%ですが、少ない数字ではないと思います。

 

NFLでは77%が手術適応とされています。23%が保存療法を選択。

 

他のNFLに所属するチームドクターの報告では

最初の骨折がキャリア3シーズン以内で経験していおり、

骨折したプレイヤーの10%は骨癒合しないか再骨折を経験するとされています。

 

ポジション別で

ワイドレシーバー30%、ラインバッカー22%、タイトエンドとディフェンスエンド11%

 

他のスポーツでも考えられるのが、急激な方向転換を繰り返す競技特性があるスポーツは要因の一つになります。

もう一つ考えられるのは体重です。

巨漢の選手は注意が必要ですね。

ちなみにNFLのワイドレシーバーの平均体重は90キロ以上です。

 

原因として挙げられることは以下のようなものが一般的です。

 

1.フィールドの種類(人工芝や硬いもの)
2.グリップのよいスパイク
3.外側荷重
4.股関節、足首の柔軟性や筋力の問題
5.栄養面の問題

 

対策として重要なのは、正しい食生活とコンディショニングは言うまでもないですね。

足回りの環境やシューズの選定、インソールは有効な予防方法であると考えています。

 

痛みを感じるなどの不安を感じるかたは、気軽にご相談してもらえればと思います。

 

 

 

参考文献

 Low K, Noblin JD, Browne JE, Barnthouse CD, Scott AR. Jones fractures in the
elite football player. J Surg Orthop Adv. 2004 Fall;13(3):156-60. PubMed PMID:
15559691.
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