痛み(腰痛・肩こりなど)と改善方法

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痛み(腰痛・肩こりなど)と改善方法

疼痛(とうつう)とは何か?

『肩こりは国民病』、『日本の全人口の85%が腰痛を経験する。』などの言葉が存在します。人は日常生活のなかでいろいろな『痛み』を経験します。その痛みに悩まされる時間が長期間になれば不安になり、悪循環に陥ります。 多くの人が『痛み』のについて知らないことが不安になる原因と考えています。

まずは身体が『痛む理由』を知ることで、不安を解消しなくてはいけません。

このページは、疼痛治療の第一人者である整形外科医のご意見や、痛みに関する多くの研究、臨床経験を総合的にとらえ参考に基づいています。

痛みの定義

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精神科医 Harold Merskey を座長とするグループが定義しています。

痛みには『感覚』『情動』の二面性があるとしているところに注目しなくてはいけません。

痛みはその人が経験されているわけなので、画像診断上に問題がない、もしくは身体構造上の破綻が治療・解決しているとしても、それは無視できません。

痛みの分類

 痛みは侵害受容性疼痛(nociceptive pain)と病態生理学的疼痛(pathophysiological pain)に大別されます。病態生理学的疼痛はさらに生理的疼痛、炎症性疼痛、神経障害性疼痛に分けられるとされています。

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急性疼痛と慢性疼痛

 急性疼痛の病態には、主に侵害受容性メカニズムが関与しています。外傷や手術にともなう機械的な刺激は侵害受容器に作用して強い痛みを引き起こします。組織損傷に続いて起きる炎症も急性期疼痛です。急性疼痛には生体組織の防御のための警告信号としての機能があります。

 慢性疼痛は一般には3か月から6ヶ月経過しても継続する、改善しない痛みのことを言います。侵害刺激が持続的に作用している病態と、神経伝達システムに異常をきたしている病態(神経障害性疼痛)があると説明されます。しかしながら、これまでの臨床経験やお客様の反応などの経験より、ヘルニアや脊柱管狭窄症による神経が圧迫されることによるとされる神経障害性疼痛に関して懐疑的な考えを持っています。

疼痛(とうつう)の生理学 

 痛みに対する対応は、『疼痛(痛み)の生理学』に基づいて行われるべきと考えています。

 『痛い!!』という感覚は、神経線維の電気活動を通して、脊髄を介して大脳皮質に到達して感じることになります。痛みやしびれを感じているということは痛覚を伝える神経が脱分極・再分極を 繰り返しているということになります。末梢に組織損傷が存在すると疼痛の感覚受容器であるポリモーダル侵害受容器というセンサーが刺激を受けて神経線維の電気活動が生じ、脊髄神経を経由して脳で痛みを感じます。神経が痛みをを捉えることができるのは先端のセンサー部分だけで、神経の途中で痛みが発生することはないとされています。神経が圧迫されたり炎症を起こしたり、または神経が癒着したり、神経の血行が悪くなったりすると脱分極・再分極が繰り返し て起きるという生理学的事実は存在しません。一方、神経原性麻痺とは脱分極が起きなくなったことです。

つまり、痛み・しびれ麻痺は生理学的には正反対の現象になります。

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神経最先端の痛覚受容器(ポリモーダル受容器)が内因性の発痛物質によって刺激されることによって痛みが生じます。(侵害受容性疼痛)(加茂)

神経線維は通常、その末端にある受容器からの信号を伝えるものであってその中間が興奮を起こすことはない。

熊澤孝朗 著 「痛みを知る」

 ここで前述した『痛みの分類』神経障害性疼痛とういう分類が問題となります。神経が圧迫を受けて痛みが発生するという理論と臨床症状(手術を受けたのに痛みが治らない etc.)との乖離が大きく、神経生理学的につじつまが合わないという議論があります。

改善方法

 痛みは可及的速やかに対処するべきであると考えています。早期より対応することで慢性痛に移行させないように努めるべきです。 近年、痛みの改善については集学的アプローチと言って、ナースや理学療法士・作業療法士などの様々な職種が関わることが言われています。

なかでも、疼痛に対する理学療法の貢献は大変注目されています。

 ジョン・F・ケネディ大統領の主治医でもあったトラベル医師とサイモン博士が筋筋膜性疼痛症候群とトリガーポイント療法についてまとめています。痛みやしびれの本態は筋痛症、強い痛みは筋肉の痙攣(spasm:スパズム)であり、整形外科やペインクリニックで扱う多くの疾患が筋筋膜性疼痛症候群(MPS:myofascial pain syndromeであるとされています。

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 当スタジオでは筋筋膜性疼痛症候群(MPS:myofacial pain symdorome)に対して筋膜リリースやストレッチングなどの手技を施術したり、セルフで行えるエクササイズなどを指導しながら痛みの改善に導きます。

筋筋膜性疼痛症候群(MPS:myofascial pain symdorome)

  • 筋筋膜性疼痛症候群(Myofascial pain syndrome=MPS)=部分的筋痛症

  • 線維筋痛症(Fibromyalgia=FM)=全身的筋痛症

椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、坐骨神経痛、頸椎症、椎間板症、神経根症、すべり症、分離症、肩関節周囲炎、腱板損傷、頚肩腕症候群、胸郭出口症候群、テニス肘,手根管症候群、肋間神経痛、変形性関節症、半月板障害、アキレス腱周囲炎、腱鞘炎、足底腱膜炎、シンスプリント、などと言われている疾患の痛みやしびれはMPSだと考えれています。

MPSの症状は、痛み・しびれの他に罹患筋によって、力が入らない、耳鳴り、ふらつき、知覚鈍麻など多彩とされています。

上記に列挙される疾患に対して、筋肉にアプローチした結果は、臨床経験的に効果を実感しています。

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